オーバーローンは、物件価格以上の住宅ローンを組むことです。
一般的に不動産の購入費に加えて諸費用の支払いに利用します。
その理由は、決して小さい金額でない諸費用の用意が難しい場合に利用できるからです。
諸費用の目安は、物件価格の6%~10%といわれています。
3,000万円の物件価格で10%の諸費用を想定した例を挙げます。
物件価格3,000万円×10%=300万円が諸費用ということになります。
物件価格以上のオーバーローンを組むことにより、諸費用分もカバーできるといったメリットがあります。
注意点について
住宅を買った後の売却について
住宅を買った後、諸事情により売却する必要が生じた場合に物件価格以上の金額で売らなければいけなくなります。
「物件価格+諸費用」という形式で借入れているため、住宅自体の代金でそのまま売却すると諸費用分の借入れが残ってしまうからです。
諸費用の金利について
諸費用の借入が金融機関によっては、金利が安いといわれる住宅ローンとは別枠の融資となるケースがあり、金利が高く設定されることがあります。
諸費用の金利がたかければ、毎月の返済額も高くなるため注意が必要です。
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